【余談】横浜市待機児童ゼロのからくり。

横浜市は声高に待機児童ゼロになったと掲げているわけですが、保活している身には全く実感がなかったこの「待機児童ゼロ」。

下の子の年度途中の保留通知が来た際に、こんな手紙が入っていました。
(文章・改行等は原文のままです。)



保護者の皆様へ
日ごろから横浜市の保育行政に御理解・御協力をいただきお礼申し上げます。
このたびは、御希望にお応えすることができず大変申し訳ございませんでした。
今後においては、入所いただける枠が生じた時点で、その園を希望されている全ての保留児童を対象に選考審査を行い、入所が決定した場合は御連絡させていただきます。
また、保育サービスの情報提供や現在の状況を把握させていただくことを目的に、保護者の方へ御連絡させていただく場合もございます。勝手ながら御承知おきくださいますようお願いいたします。
現在、報道等では「待機児童」ということばが多く取り上げられており、保護者の皆様からは「保留児童」との違いがわかりにくいという多くの御意見をいただいております。そのため、入所不承諾(保留)通知書をお送りする際にも、保護者の皆様に対してあらためて
御説明させていただくことといたしました。
横浜市では、保育所の申込をいただいた結果、定員超過により入所できなかった場合は、「保留児童」として入所をお待ちいただいております。
この「保留児童」のうち、国の指針に基づいて設定している項目に該当されていない方が「待機児童」と定義され、集計しています。また、以前より、同様の解釈において「待機児童数」を集計しています。
※「保留児童」の方も「待機児童」の方も入所選考の対象であることに違いはなく、選考においての優劣をつけるものではないことをあらためて申し添えさせていただきます。
今後も保育サービス拡充に向けて、あらゆる手段を用いて取り組んでまいりますので、
御理解くださいますよう宜しくお願いいたします。
こども青少年局 保育対策課
問い合わせ先:電話 XXX-XXXX
FAX:XXX-XXXX

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 【待機児童の集計方法】
待機児童数=保留児童数−次の(1)〜( 6)に該当する児童数
(1) 横浜保育室、家庭保育福祉員、家庭的保育事業、小規模保育事業、幼稚園預かり保育、認可保育所・横浜保育室の一時保育、乳幼児一時預かり施設、行政の助成を受けている事業所内保育所の利用者
(2) 育児休業中の家庭の児童
(3) 第一希望のみ申込の方
(4) 園や自宅の近くに入所可能で空きがある保育施設(上記(1)の施設)があると判断できるにも関わらず入所を希望されない方
 ※「入所可能な」とは
  ・希望の保育所と開所時間に差異がない、開所時感が保護者の勤務時間等を
   踏まえた需要に応えている、など
  ・通常の交通手段により、自宅から30分未満で登園が可能であったり、
   御希望されていた保育所と差がないなど、立地条件が登園するのに無理がない。
(5) 主に自宅等において休職活動をされている方
(6) 複数回にわたり、区役所職員が電話や手紙などで所在を確認した結果、御連絡がつかなかった方
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横浜市で保育園入園を目指しているみなさん、この集計方法にはどう思いますか?
「また、以前より、同様の解釈において「待機児童数」を集計しています。」との言い訳のような一文が入っていますが、以前の待機児童数は本当はもっと酷かったという事ですね。

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